今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate
整形外科
脊柱管狭窄症とその手術的治療—殊に,腰部脊柱管狭窄症について
河合 伸也
1
,
田口 敏彦
1
,
豊田 耕一郎
1
1山口大学医学部整形外科
pp.1214-1217
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908225
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
腰部脊柱管狭窄症は中年以降に発症することが多く,腰部の鈍痛,下肢のしびれ,間欠性跛践行を主症状としている.その治療に当たり,日常生活指導が大切であるが,保存的治療が奏効しない場合や下肢や膀胱機能の麻痺が進行する場合などに手術的治療を考慮する.手術により,概して間欠性跛行はよく改善するが,しびれ感は改善する傾向が乏しく,腰痛はその中間である.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.