今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate
整形外科
手根管症候群に対する内視鏡下手術
吉川 泰弘
1
,
仲尾 保志
2
1平塚市民病院整形外科
2慶應義塾大学医学部整形外科
pp.1210-1212
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908224
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ポイント
鏡視下手根管開放術の大きな利点は,皮切および手術侵襲が小さく,日常生活への復帰が早い点である.
鏡視下法の良い適応は主に軽症例であり,病態の観察や追加処置が必要と思われる症例には,直視下法の適応となることが多い.
鏡視下法は神経,血管損傷などの合併症を危惧する意見もあるが,手技や器材の工夫によりその発生率は減少している.
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