今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate
皮膚科
しみ・そばかすに対する治療
鈴木 晴恵
1
1鈴木形成外科
pp.1190-1194
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908219
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ポイント
機能性のしみには保存的治療,器質性のしみには外科的治療が基本になる.
治療のなかで最も重要なのは,適切なスキンケア指導である.
日光黒子(老人性色素斑)にはQスイッチレーザー照射が著効するが,約40%に色素沈着が生じる.
肝斑にはトラネキサム酸の内服,美白剤の外用やイオントフォレーシスが有効だが,いずれも根治療法ではない.
フォトフェイシャル(TM)は普遍性と選択性を兼ねそろえ,ダウンタイムがなく,ケミカルピーリングに取って代わりつつある方法であるが,日光黒子の治療には限界がある.
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