今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate
産婦人科
不妊症に対する体外受精・胚移植
亀井 清
1
1東京都済生会中央病院産婦人科
pp.1196-1199
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908220
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ポイント
体外受精・胚移植(IVF-ET)では,通常複数胚を移植するので,外妊のみならず子宮内外同時妊娠にも注意する,
IVF-ETで通常行われる性腺刺激ホルモン製剤による排卵誘発は,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の原因となり,腫大卵巣による急性腹症を呈し,重症になると脱水からの血栓症をきたすことがある.
IVF-ETにおいて,黄体機能補助療法としてのヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)注,妊娠,多胎などはOHSSの増悪因子となる.
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