今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
院内感染肺炎の治療にあたって
急性白血病治療中の肺炎
河村 千春
1
,
木崎 昌弘
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.1658-1660
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907661
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●急性白血病治療中の患者は,原疾患や化学療法のため免疫不全状態にあり,日和見感染症を起こしやすい.
●好中球数が著明に減少するため,肺炎は特徴的所見に欠くことが多く,発熱が唯一の早期症状であることが多い.原因菌の判明しないことも多い.
●抗生物質の経験的治療(empiric therapy)はグラム陽性球菌,グラム陰性桿菌を幅広くカバーする薬剤を投与する.血液培養は重要である.
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