今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
院内感染肺炎の治療にあたって
骨髄腫と肺炎
中川 靖章
1
,
鈴木 憲史
1
1日本赤十字社医療センター血液内科
pp.1664-1665
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907662
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●骨髄腫患者の肺炎では,正常免疫グロブリンが減少していることが多く,抗生剤投与のみでは軽快しないことがあり,早急にγグロブリン製剤の投与も検討するべきである.
●骨髄腫の治療にステロイド療法や同種幹細胞移植をすることがあり,細胞性免疫の低下による結核,非定型抗酸菌症,ウイルス,真菌,Pneumocystis cariniiなどの呼吸器感染症も増加している.
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