今月の主題 血栓症と抗血栓薬
血栓症の臨床—治療
心房細動と抗血栓療法—ワルファリン? 抗血小板薬?
揚 志成
1
,
茅野 真男
1
1国立病院東京医療センター循環器科
pp.795-797
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907475
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●器質的心疾患(リウマチ性弁膜症,人工弁置換術後,左心室瘤など)に合併する心房細動症は抗凝固療法の適応である.
●非弁膜症に合併する心房細動症では,高リスク群(心不全,左室機能低下,塞栓症の既往,高齢者女性など)において,抗凝固療法が適応である.本邦では,低リスク群でアスピリン療法が行われているが,予防効果については,現在多施設無作為試験1)が進行中である.
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