特集 DOACの常識・非常識-抗血栓療法新時代に向けて-
診る 心房細動に対するワルファリン・DOACの使い分け
井上 博
1
1済生会富山病院
キーワード:
Warfarin
,
抗凝固剤
,
心臓弁膜症
,
心房細動
,
塞栓症
,
費用効果分析
,
腎機能障害
,
Apixaban
,
Dabigatran
,
Rivaroxaban
,
Edoxaban
Keyword:
Dabigatran
,
Rivaroxaban
,
Anticoagulants
,
Atrial Fibrillation
,
Embolism
,
Heart Valve Diseases
,
Warfarin
,
Renal Insufficiency
,
Apixaban
,
Edoxaban
pp.8-13
発行日 2017年1月9日
Published Date 2017/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017113615
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グローバル開発試験で有効性,安全性が確認されたD O A C(d i r e c t o r a l anticoagulant)がわが国で使用されるようになって5年が経ち,この間DOAC が処方される例が増え,ワルファリンの処方頻度が減ってきている。しかし DOACとワルファリンの使い分けに関しては悩むことが多い。例えば,グローバ ル開発試験から除外された患者群への投与は慎重になる必要がある。CHADS2 スコア0~ 1点の例,腎機能障害例,弁膜症例などである。また,薬価の差や服 薬アドヒアランスも選択する際に重要な事項である。本稿では経口抗凝固薬を選 択する際に考慮すべき事項をまとめる(表1)。
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