今月の主題 内科エマージェンシー
疾患別内科エマージェンシー
急性呼吸不全
小野 容明
1
1東海大学医学部呼吸器内科
pp.2162-2163
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903008
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ポイント
●呼吸不全とは,急性であれ慢性であれ室内気吸入時の動脈O2分圧(PaO2<60 torr)あるいはCO2分圧(PaCO2>45 torr)で定義される.
●迅速な救命処置を要する上気道閉塞,緊張性気胸,気管支喘息大発作の対処に注意する.
●急性呼吸不全を呈する病態を念頭に置き,動脈血液ガス分析データを解釈する.
●的確なO2投与を行い,CO2ナルコーシスを回避する
●気管内挿管と人工呼吸導入時期の見極めが重要である.
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