今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の実際
運動誘発喘息
永倉 俊和
1
,
正木 拓朗
1
,
前川 喜平
1
1東京慈恵会医科大学・小児科
pp.306-307
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900724
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運動誘発喘息(exercise-induced asthma;EIA)は運動負荷直後または数分後に出現する気管支喘息発作であり,日常診療でよくみられる現象である.この病態を正しく把握しておかないと,発作を恐れる余り気管支喘息患者の日常生活に不必要な運動制限を強いる場合もある.とくに学童では,体育,運動会,遠足の見学,中止ということにつながりかねないため,正しい理解が必要である.
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