特集 腎機能を考慮した内科疾患の診療
治療・薬物療法が腎機能の影響を受けやすい内科的疾患
〈骨・関節疾患〉
骨粗鬆症—腎機能に応じた薬物療法と注意点
田井 宣之
1
1北須磨病院内科
キーワード:
ビスホスホネート製剤
,
デノスマブ
,
ロモソズマブ
,
低カルシウム血症
,
逐次療法
,
骨粗鬆症
,
慢性腎臓病
Keyword:
ビスホスホネート製剤
,
デノスマブ
,
ロモソズマブ
,
低カルシウム血症
,
逐次療法
,
骨粗鬆症
,
慢性腎臓病
pp.716-719
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229532
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Point
◎腎機能障害(CKDステージG4〜5)を有する患者の骨粗鬆症治療はリスクとベネフィットを考慮し,適応を慎重に検討する.
◎ビスホスホネート製剤は腎機能別の適応が各薬剤で異なる.
◎デノスマブとロモソズマブはCKDステージG4〜5の患者に投与する場合は症候性の低カルシウム血症に注意が必要である.
◎デノスマブとロモソズマブは投与終了後の逐次療法が必要である.
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