特集 患者満足度の高い便秘診療
それ,ただの便秘ですか?
直腸知覚異常の診断と治療
安部 達也
1
,
國本 正雄
1
,
鉢呂 芳一
1
1健康会くにもと病院肛門外科
キーワード:
直腸知覚低下
,
直腸肛門抑制反射
,
バイオフィードバック療法
Keyword:
直腸知覚低下
,
直腸肛門抑制反射
,
バイオフィードバック療法
pp.1567-1572
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227146
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Point
◎便意や便ガス識別能が低下する直腸知覚低下は,便秘患者の4分の1に認められる.
◎便意が低下すると直腸肛門抑制反射や直腸収縮力が低下して,排便が困難となる.
◎直腸知覚は骨盤臓器や肛門部の手術,中枢・末梢神経疾患,加齢によって低下する.
◎直腸知覚の改善には薬物療法,バイオフィードバック療法,ニューロモジュレーションが有効である.
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