Japanese
English
研究と報告
リハビリテーションにおけるBiofeedback療法
Biofeedback Therapy in Rehabilitation.
木村 彰男
1
,
千野 直一
2
Akio Kimura
1
,
Naoichi Chino
2
1慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
2慶応義塾大学医学部リハビリテーションセンター
1Tsukigase Rehabilitation Center, Keio University.
2Rehabilitation Center, Keio University School of Medicine.
キーワード:
バイオフィードバック療法
,
筋電図
Keyword:
バイオフィードバック療法
,
筋電図
pp.369-373
発行日 1979年5月10日
Published Date 1979/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104156
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はじめに
リハビリテーション(以下,リハビリと略す)におけるBiofeedbackを利用した訓練および治療は,医用工学の進歩に伴ない,近年著しい発展をとげている.中でも筋再教育ないし筋緊張緩和に対し,筋電図による視覚あるいは聴覚からのBiofeedbackを利用する方法は,非常に簡単でかつ効果的である.しかしながら,わが国においては,訓練に適した高性能・小型・軽量で,しかも,低価格な器械がなかったため,実際に臨床の場で利用されるケースが少なかった.われわれは最近,これらの条件を満たす器械の試作開発を独自に行ない,片麻痺をはじめとする各種疾患の治療に用いて,良い成績をおさめているので,器械の紹介と共に,若干の考察を加えて以下に報告する.
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