特集 プライマリハ(プライマリケア×リハビリテーション治療)のすすめ―内科医が押さえておきたい基本と新常識
[Chapter 4] 包括的リハビリテーション医療の真髄
排泄(便秘,頻尿)×運動
井上(平川) 倫恵
1
,
鈴木 重行
2
1日本福祉大学 健康科学部
2朝日大学 保健医療学部
キーワード:
骨盤底筋協調運動障害
,
バイオフィードバック療法
,
過活動膀胱(OAB)
,
骨盤底筋トレーニング
Keyword:
骨盤底筋協調運動障害
,
バイオフィードバック療法
,
過活動膀胱(OAB)
,
骨盤底筋トレーニング
pp.1281-1284
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_1281
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★骨盤底筋協調運動障害による慢性便秘症に対するバイオフィードバック療法では,肛門内圧計や肛門筋電計,直腸バルーンなどの機器を用いてフィードバックを行うことで,骨盤底筋群の収縮と弛緩の理解を促す.
★★骨盤底筋協調運動障害とは,怒責時に弛緩すべき外肛門括約筋などの骨盤底筋群を逆に収縮させてしまうことにより,排便困難や残便感をきたす病態を指す.
★★★過活動膀胱(OAB)は頻尿を伴い,OABに対する骨盤底筋トレーニングは推奨グレードA(行うよう強く勧められる)とされている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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