増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理
下部尿路機能障害関連の手術
尿道ステント留置術
木全 亮二
1
1日本医科大学武蔵小杉病院泌尿器科
pp.151-153
発行日 2019年4月5日
Published Date 2019/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206553
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◆前立腺肥大症に起因する尿閉後の尿道バルーン管理中の患者は,麻酔下の手術が可能な場合はスタンダードなTURisPやHoLEPなどの内視鏡下の手術を行うのが原則である.
◆尿道ステント留置術は,原則尿閉後のバルーン管理中の超高齢かつ合併症が多く麻酔下手術が困難な症例に局所麻酔下で行う下部尿路通過障害に対する手術である(尿道狭窄に対する尿道ステント留置術に関しては,基本周術期管理は同様であるため割愛).
◆手術後,必ず自排尿が確認できてバルーンが抜去可能になるわけではないことを十分に本人および家族に事前に説明する必要がある.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.