Japanese
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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]胃十二指腸ステント留置術
留置後にステントが逸脱した
Migration of a gastric/duodenal stent
中井 陽介
1,2
,
佐藤 達也
2
,
石垣 和祥
2
,
白田 龍之介
2
,
斎藤 友隆
2
,
高原 楠昊
2
,
藤城 光弘
2
Yousuke Nakai
1,2
,
Tatsuya Sato
2
,
Kazunaga Ishigaki
2
,
Ryunosuke Hakuta
2
,
Tomotaka Saito
2
,
Naminatsu Takahara
2
,
Mitsuhiro Fujishiro
2
1東京大学医学部附属病院光学医療診療部
2東京大学医学部消化器内科
キーワード:
十二指腸ステント
,
逸脱
Keyword:
十二指腸ステント
,
逸脱
pp.240-241
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000645
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はじめに
悪性上部消化管閉塞に対する内視鏡的消化管ステント留置術では,uncovered metal stent(UMS)とcovered metal stent(CMS)が用いられるが,メタ解析1)ではステント機能不全のリスクは同等であり,CMSではステント閉塞は少ないもののステント逸脱のリスクが高いことが知られている。ステント逸脱では,逸脱したステントが自然排出される無症候例から緊急手術を有する症例まであり,適切な病態の評価と対応が必要となる。
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