特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
下部消化管疾患
発熱・下痢—偽膜性腸炎
中野 有泰
1
1中津川市民病院消化器内科
pp.42-45
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225984
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Point
◎入院患者の新たな下痢症では,必ずClostridioides difficile(旧名Clostridium difficile)感染症(CDI)を考慮する.
◎迅速検査にてCD抗原(GDH)(+)・トキシン(−)の場合,毒素遺伝子検査(NAAT)を検討する.
◎重症例ではメトロニダゾールではなく,バンコマイシンを用いる.
◎再発率は約25%であり,症例によっては再発率低下のために新規薬剤の使用を検討する.
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