特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
下部消化管疾患
嘔吐・下痢—感染性腸炎
佐藤 淳一
1
1可児とうのう病院消化器内科
pp.38-41
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225983
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Point
◎感染性腸炎の治療で最も重要なのは,脱水の評価と補液の必要性の判断である.
◎細菌性腸炎で抗菌薬を必要とする例は限定されており,個々の症例の重症度を判断し,適切に抗菌薬を使用することが重要である.
◎細菌性腸炎か,ウイルス性腸炎かの鑑別が難しい場合のempiric therapyで抗菌薬を使用することは避ける.
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