特集 どんとこい! 内科医が支える—エンド・オブ・ライフ
エンド・オブ・ライフを支えるための疾患の知識
予後予測とその役割—悪性疾患を中心に
小杉 和博
1
1国立がん研究センター東病院緩和医療科
pp.1782-1787
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225848
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Point
◎予後を予測する方法として,「医師の経験に基づく主観によるもの」と「客観的な指標に基づくもの」があるが,前者は楽観的に見積もることが多い.
◎客観的な指標として,PaP Score,PPI,PiPS modelsがある.ルーチンではPPIを,より高い精度を求める場合はPiPS modelsを用いるとよい.
◎患者は「知る権利」だけでなく,「知らない権利」ももっている.予後を伝える際は,患者・家族にとって望ましい予後の伝え方を心得ておく.
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