特集 主治医として診る高血圧診療
薬物療法
降圧薬選択の基本
相馬 友和
1
,
清元 秀泰
2,3
1Department of Medicine-Nephrology/Hypertension Northwestern University
2日本医療開発機構バイオバンク事業部
3東北大学医学系研究科腎高血圧内分泌学講座
1Department of Medicine-Nephrology/Hypertension Northwestern University
pp.1780-1783
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224418
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ポイント
●特殊な病態,適応や禁忌がない場合,降圧薬の心血管病変抑制効果は,降圧薬の種類よりも降圧度で規定される.
●初期治療薬はCa拮抗薬,ARB,ACE阻害薬,サイアザイド系利尿薬の4種類から選択する.
●単剤治療で降圧目標を達成できることは少なく,むしろ併用療法が効果的である.
●併存疾患により積極的に使用すべき薬剤,使用すべきでない薬剤がある.
●過度のレニン-アンジオテンシン系阻害は臓器障害を進行させることがあるため,注意を要する.
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