特集 血液透析患者の血圧を再考する
7.降圧薬の選択と内服タイミング―新旧降圧薬
神吉 智子
1
,
桒原 孝成
1
,
向山 政志
1
1熊本大学大学院生命科学研究部腎臓内科学
キーワード:
心血管疾患
,
アンジオテンシン受容体/ネプリライシン阻害薬(ARNI)
,
透析低血圧
,
透析性
Keyword:
心血管疾患
,
アンジオテンシン受容体/ネプリライシン阻害薬(ARNI)
,
透析低血圧
,
透析性
pp.171-177
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002889
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透析患者の降圧薬の選択はエビデンスに乏しく,非透析例のエビデンスを参考にして適用することとなる.とくに,心血管疾患(CVD)は透析患者での発症率・死亡率が高く,これらの発症を抑制する降圧薬の選択が望ましい.また,内服のタイミングについても,血圧変動パターンや透析性など,透析患者で注意するべき点もある.本稿では,アンジオテンシン受容体/ネプリライシン阻害薬(angiotensin receptor/neprilysin inhibitor;ARNI)を含めた降圧薬の選択や内服タイミングについて概説する.
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