今月の主題 高血圧症—最近の動向と展望
治療
病態に応じた降圧剤の選択
尾前 照雄
1
,
阿部 功
2
Teruo OMAE
1
,
Isao ABE
2
1九州大学医学部・第2内科
2九州大学医学部・内科
pp.1707-1709
発行日 1980年11月10日
Published Date 1980/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216751
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作用機序の異なる多種類の降圧剤が開発され,降圧療法は以前に比べ著しく容易となった.高血圧の病態は,病因と病期によって一様でないので,同一症例についても常に特定の薬剤が最適であるという保証はない.降圧療法は,半ばはscience,半ばはartともいわれるように,医師の好みによってかなりの部分が左右されている.これらの点をふまえて,現時点での一般的な選択法について記述する。
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