特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
骨髄腫診療の進歩
【診断と検査】
骨髄腫患者の経過観察中に必要な検査
髙松 博幸
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系細胞移植学(血液・呼吸器内科)
pp.2156-2160
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223807
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ポイント
●新規薬剤によって,高感度の検出系でも微小残存病変(MRD)が陰性となる症例が増加し,生存期間の延長が認められている.
●外来診療では,蛋白電気泳動法,免疫固定法,血清遊離軽鎖などの検査に加えて,PET/CTやMRIなどの画像検査を用いて腫瘍量の経過観察をすることが重要である.
●上記検査には結果解釈にピットフォールがあり,注意を要する.
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