特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
骨髄腫診療の進歩
【診療指針】
移植適応例の初回治療戦略
山田 晴士
1
,
角南 一貴
1
1国立病院機構岡山医療センター血液内科
pp.2161-2164
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223808
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ポイント
●65歳未満で重要臓器機能の保持されている症候性多発性骨髄腫に対しては,up-frontで自家造血幹細胞移植を行うことが推奨される.
●寛解導入療法は本邦ではボルテゾミブを含んだ2〜3剤併用療法が有効である.
●自家末梢血幹細胞採取は顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)単独もしくは大量シクロホスファミド併用が標準である.
●移植治療の前処置は大量メルファラン療法(200mg/m2)が最も推奨される.
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