講座 肺癌診療・6
肺癌と腫瘍遺伝子—基礎と臨床の接点
藤原 康弘
1
,
江口 研二
1
1国立がんセンター・内科
pp.2546-2551
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222167
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近年のバイオテクノロジーの進歩は,様々な癌のDNA,RNAレベルでの解明に拍車をかけており,バーキットリンパ腫や慢性骨髄性白血病のように,がん化のメカニズムが遺伝子のレベルで非常に詳細に検討されるようになってきているものもある.
しかし,ヒト肺癌における発癌の遺伝子レベルでの解析は現在のところ,そのメカニズムの解明というレベルにまでは至っていない.
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