Japanese
English
特集 分子生物学的診断は病理診断に迫れるか
遺伝子診断と病理診断の接点
Connection between genetic diagnosis and histopathological diagnosis
安井 弥
1
,
田原 榮一
1
Wataru YASUI
1
1広島大学医学部第1病理
キーワード:
分子病理診断
,
遺伝子診断
,
生検
Keyword:
分子病理診断
,
遺伝子診断
,
生検
pp.823-827
発行日 1998年7月20日
Published Date 1998/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903219
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遺伝子診断とは,病態の発生あるいは進展に関わる遺伝子異常を臨床検体について解析し,診断および治療の指針とするものである.遺伝子解析を行うことにより,癌の存在診断,良悪の鑑別診断,癌の悪性度診断,病型診断,遺伝性腫瘍のキャリアーの同定・発症前診断などを行うことができる.組織検体に対しては,病理診断と遺伝子診断を対比して総合的に行う分子病理診断が必要であり,われわれは実践導人し大きな成果をあげている.遺伝子診断と病理診断は,今後の診断の両輪であり,対峙するものではない.
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