今月の主題 肝硬変と肝癌
肝癌の治療
肝癌に対する油性制癌剤動注療法
今野 俊光
1
,
大塚 憲雄
1
,
牧祥 二郎
1
,
山崎 謙治
1
,
岩井 顕
1
,
木村 正美
1
1熊本大学医学部・第1外科
pp.1608-1611
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221098
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Lipiodol ultrafluid(以下Lipiodolと略す)を動脈内に投与すると選択的に肝細胞癌に長く停滞することを見出し(図1)1),このLipiodolの性質を利用し,Lipiodolを制癌剤のcarrierとして用いたtargeting chemotherapyの開発を試み,target-ingの成立とともに著明な抗腫瘍効果と副作用の軽減が得られたので報告する.
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