臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅷ.血液化学検査
139.BSP(sulfobromophthalein)試験
浪久 利彦
1
,
山城 雄二
1
Toshihiko Namihisa
1
,
Yuji Yamashiro
1
1順天堂大学・消化器内科
pp.2430-2432
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219460
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Sulfobromophthalein(BSP)試験は,最近,特にわが国では特別な場合を除いてほとんど行われていないが,体質性黄疸の鑑別診断には欠かせない検査法の1つであり,また,BSPと血清蛋白との結合様式や肝での代謝に相違がみられることから,ICG試験とは異なった意味で肝疾患の病態を表現している.これらの点を中心にして,BSP試験の臨床的な特性について述べる.
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