検査ファイル
BSP II
松山 敏勝
1
1札幌医科大学整形外科学教室
pp.899
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902525
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骨組織は細胞外基質で石灰化が進む硬組織である.このため骨組織には石灰化を誘導,調節するために他の組織にはない骨に特異的な蛋白が存在する(表).
Bone Sialoprotein II(BSP II)は,骨のコラーゲン以外の骨基質蛋白では最も古くから研究されてきた.しかし初期はプロテアーゼの分解産物であり1),その本体が明らかになったのは比較的最近である2).BSPは2つの分子種としてBSP IとBSP IIに分けられ,現在はBSP Iをオステオポンチンと分けて呼ぶ.このため,単にBSPと呼ぶ場合はBSP IIを指す.
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