臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
III.呼吸器疾患
問題となるケースの治療
51.集検で発見された直径2cm以下の単発性coin lesionをどうするか
矢野 平一
1
,
西脇 裕
1
,
林辺 晃
1
Heiichi Yano
1
,
Yutaka Nishiwaki
1
,
Akira Hayashibe
1
1国立療養所松戸病院・内科
pp.2186-2187
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218592
- 有料閲覧
- 文献概要
症例
67歳,男.
現病歴:昭和57年3月検診で左下肺野のcoinlesionを発見された.増大傾向があるため5月6日当院を受診した.肺癌を疑いX線透視下にて経気管支鏡的肺生検を行い,扁平上皮癌を認めた.同6月21日左下葉切除および縦隔リンパ節廓清を行った.腫瘍はS8ai,末梢に発生した1.8×1.6×1.5cm大の扁平上皮癌であった.リンパ節転移はなくT1N0M0であった.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.