臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
III.呼吸器疾患
内科的治療の限界と手術のタイミング
53.化膿性肺疾患—気管支拡張症,肺嚢胞性疾患に続発するものを含む肺化膿症
鶴谷 秀人
1
Hideto Tsurutani
1
1国立療養所南福岡病院・呼吸器科
pp.2190-2191
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218594
- 有料閲覧
- 文献概要
症例
58歳女,体重42kg.
現病歴:1975年6月から乾性咳を就床時に訴え始めたが放置.1976年6月9日咳増強のため胸部X線写真撮影,特に異常を認めていない.6月11日夕方より39.4℃の発熱,悪寒戦慄,頭痛,咳嗽時右胸痛あり.その後発熱持続し,咳さらに増強したため6月18日当院外来受診.図のごとき胸部X線所見のためそのまま入院した(症状出現後10日目).
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.