グラフ
肺の開胸生検による診断—Open Lung Biopsy
正木 幹雄
1
,
山中 晃
2
1聖路加国際病院胸部外科
2聖路加国際病院病理
pp.1138-1139
発行日 1965年8月10日
Published Date 1965/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200929
- 有料閲覧
- 文献概要
肺のびまん性陰影を持つ疾患群は,種類が多く,診断をつけるのに困難であり,したがってしばしば,その治療も適当を欠くことがある。このような肺のびまん性疾患群の解明には,現在のところ,肺の生検以外に適当な方法がない。
肺の生検には,(1)針による方法(Needle Biopsy)と,(2)開胸による方法(Open Lung Biopsy)との2方法があるが,生検針を使用する方法は,簡単で,手っとり早い手技ではあるが,針でとられる材料は小さいので,的確な診断を下し得ることが少なく,また禁忌も多い。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.