臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
VIII.血液化学検査
83.コレステロール
水本 隆章
1
,
山崎 晴一朗
1
1久留米大中検
pp.1826-1827
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216187
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異常値を示す疾患
血清コレステロール値の変動は脂質代謝異常のほか,非特異的に種々の疾患において現れる(表).高コレステロール値を示す疾患のうち日常よく遭遇するものとしては,糖尿病,動脈硬化症,ネフローゼ症候群,肝胆道疾患,悪性腫瘍などである.これらは軽度(230mg/dl以上)〜高度(400mg/dl以上)の上昇までさまざまであるが,上昇可能なおよその程度を表に記している.低コレステロールの場合,肝硬変症など肝実質障害を伴う疾患が代表的である.
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