特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VIII.血液化学検査
コレステロール
水本 隆章
1
,
山崎 晴一朗
1
1久留米大・内科中検
pp.562-563
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205911
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異常値を示す疾患
血清コレステロールが,動脈硬化と関係のあることは古くよりいわれてきたことであり,重要なものであるが,他面,測定法による技術的誤差も問題となり,それらの事柄を考えてもコレステロールの異常値は脂質代謝異常を知る上でも最も有力な指標となる.食餌およびアルコールの影響は常に考えておかなければならない.同時にトリグリセライドの測定が,これらの判断の助けになる.次に血清コレステロール異常をきたす疾患群を表にあげる.
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