臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
VI.内分泌疾患
2.バセドウ病治療の要点
抗甲状腺剤—選択と投与法
山田 隆司
1,2
1信州大順応医研
2信州大内分泌内科
pp.2007-2009
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208233
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はじめに
バセドウ病は糖尿病についで多い内分泌疾患で,かつては80%前後が心不全のため死に至ったとされている.しかし,抗甲状腺剤の導入により,もはやバセドウ病は死に至る病ではなくなったばかりでなく,永久緩解も期待される状態となった.本稿では抗甲状腺剤による治療成績をどのように向上させるかについて,筆者の経験を中心としながら述べることにしたい.
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