皮膚病変と内科疾患
瘢痕または局面形成を主徴とする皮膚病変と内科疾患
三浦 修
1
1杏林大皮膚科
pp.996-997
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206661
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瘢痕を主微とする皮膚病変と内科疾患
瘢痕は醜形と,とくに関節部に形成された場合の機能障害とを主たる異常とする発疹である.しかし,放射線障害による瘢痕と火傷瘢痕は癌発生の母地をなす点に注意を要する.また神経や血行の障害,免疫や代謝異常などに基因する潰瘍や壊疽によって生じた瘢痕の場合には,原病の存する限り再発の可能性がある故,原病の治療を必須とすることはいうまでもない(いずれも既出).
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