臨床病理医はこう読む
血清蛋白分画像(4)
河合 忠
1
1自治医大臨床病理
pp.856-857
発行日 1975年4月10日
Published Date 1975/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206015
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血清総蛋白量の増加
血清総蛋白濃度が9.2g/dlと著しく増加し高蛋白血症が明らかである.高蛋白血症は一般総合病院における全患者の約6%程度の割合で遭遇するが,9.0g/dl以上という著明な高蛋白血症を伴うのはほとんどが多発性骨髄腫である.きわめてまれに多クローン性高γグロブリン血症でみられることもある.
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