今月の主題 腎疾患のトピックス
腎疾患におけるホルモンの役割
レニン・アンジオテンシン
河野 剛
1
1京大・第2内科
pp.1108-1109
発行日 1974年9月10日
Published Date 1974/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205554
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腎疾患においては,浮腫,高血圧,電解質代謝異常の中のいくつかがたいていみられる.したがって,renin-angiotensin-aldosterone系がこれらといかなる関係にあるかが臨床家の大きな関心となっている.そてで,本稿では主要な腎疾患14種をあげて,それぞれにおける浮腫,高血圧の有無,血漿renin活性(PRA)とその増加刺激に対する反応態度,aldosteroneの分泌量(SRA)ないし血漿中濃度(PA)についてまとめてみた.以下にその要点をのべる.また,表にそれらを総括した.
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