今月の主題 高血圧
技術解説
レニン,アンジオテンシンの測定法
斉藤 郁夫
1,2
,
猿田 享男
2
,
竹下 栄子
3
,
大田 敦美
3
Ikuo SAITO
1,2
,
Takao SARUTA
2
,
Eiko TAKESHITA
3
,
Atsumi OTA
3
1慶應義塾大学保健管理センター
2慶應義塾大学医学部内科
3慶應義塾大学病院中央臨床検査部内分泌
pp.22-27
発行日 1987年1月15日
Published Date 1987/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913227
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レニン—アンジオテンシン系は生体内において血圧・水電解質調節に欠かすことのできない重要な役割を果たしている.一般にレニン—アンジオテンシン系を評価するにはレニンの酵素としての活性をみており,それを血漿レニン活性(PRA)としている.レニンあるいはアンジオテンシンⅡの直接の測定は一般の臨床には用いられていない.高血圧,浮腫性疾患,電解質異常を示す疾患などでPRAの変化がみられ,診断にはPRAの測定が必須なものも少なくない.
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