今月の主題 内科最近の話題
アレルギー・膠原病
ベーチェット病と補体,免疫現象など
清水 保
1
,
稲葉 午朗
1
,
青山 順子
2
1帝京大・第2内科
2帝京大・内科生化学研究室
pp.470-472
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204696
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はじめに
ベーチェット病(Behçet's disease以下ベ病と略す)の発症機構は現在未分明であり,関連諸領域から研究が推進されており,免疫血清学的アプローチもその1側面である.
べ病の発病をvirus感染によるとする発症論とともに,感染アレルギー説から,1960年代前半頃から自己免疫機構の介在が注目されているが1)2),も発症を根拠づける研究成績には乏しい.
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