症例 全身性疾患と心臓・5
膠原病と心臓
堀 健次郎
2
,
谷尻 仁
2
,
鷹津 正
1
1阪医大第3内科
2阪医大内科
pp.1101-1106
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203249
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膠原病は,全身の結合織および血管の内膜にフィブリノイド変性をきたす疾患の総称である.各疾患によって心合併症に差異はあるが,組織像は心外膜炎,心筋炎,心内膜炎,血管内膜の肥厚増殖,血管周囲の細胞浸潤,心筋の萎縮変性などを主徴とする.膠原病の範疇にはいると思われるが,診断の困難であった症例についてその臨床所見を詳細に記述し,心,腎,皮膚の生検所見をもあわせて呈示する.
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