症例 全身性疾患と心臓・1
甲状腺疾患と心臓
鷹津 正
1
,
河合 忠一
2
,
山下 欣司
2
,
栗本 興一
2
1阪医大第3内科
2阪医大内科
pp.213-220
発行日 1970年2月10日
Published Date 1970/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202984
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甲状腺機能亢進症における洞性頻脈,心房細動,機能低下症の心嚢内液貯溜などから,甲状腺疾患に際して心臓がおかされることは,古くから周知の事実である.しかし,甲状腺疾患としての定型的症状を欠き,心症状が前景に出る場合,甲状腺疾患の存在を見おとして通常の心疾患として取り扱われ,その療法によっては心症状が治癒しえないことがしばしばある.
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