文献抄録
リウマチ熱患児の虫垂切除—Pediatrics 43, 573-577(April)1969
木村 和郎
pp.1032
発行日 1969年9月10日
Published Date 1969/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202804
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後に急性リウマチ熱であったと証明された5例の虫垂切除患児について,臨床的および検査室のデータを検討した.これによると,腹痛,それも虫垂炎によく似た腹痛が,急性リウマチ熱の唯一の初発症状だということがありうるのである.
この事実を知っていること,また,高熱,血沈促進,P-R間隔の延長があること,CRPが4+だということによって,鑑別しうるのがふつうである.しかし,はっきりしない場合には,手術すべきである.これらの患児は,麻酔にも開腹術にもよく耐えるからである.
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