看護英会話
PEDIATRICS
赤松 隆
1
1慶応義塾大学医学部
pp.64
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913040
- 有料閲覧
- 文献概要
◇ 小児の病気の中で,悪性新生物の占める割合は多く,そのうち最も頻度の高いものが,leukemia(白血病)です。これは全体の30%以上を占めます。次いでC. N. S. tumor(central nervous system,中枢神経系の腫瘍),腎および副腎腫瘍,リンパ系腫瘍と続いています。
これらに対する治療は確立されていると考えられてはいますが,悪性のため高率の死亡率で,米国では,死亡に至るまでの経過の長いものでは,入院,加療をくり返すものはかなりの数になり,C. N. S. tumorの場合,麻痺状態の管理などがとくに必要なため,小児のmalignant disease(悪性疾患)専門の病棟を有している病院もあります。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.