全国教室めぐり
臨床・研究・教育の均衡保持をモットーに—北大・真下内科
武部 和夫
pp.1093
発行日 1968年9月10日
Published Date 1968/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202370
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真下教授が当科に着任されて早くも5年の年月がたちましたが,その間に大学の医局のありかた,内科医の将来のありかたなどにつき先生のお考えを着々と実行されつつあります.大学の医局のありかたについては臨床・研究・教育を3大原則とし,これらを均等に行なうことをモットーにされています.先生が着任される以前には研究グループとして8グループ,すなわち循環器,肝・胆疾患,アレルギー,血液,化学療法,糖尿病,甲状腺,下垂体副腎のグループがありましたが,臨床的には内科全般にわたる研究が必要であるとのお考えのもとに,腎臓グループ,さらにこの8月からは胃腸疾患に関するグループができました.これも先生の内科の将来のありかたを熟慮されてのことからと推定されます.またundergraduate courseの教育についても非常に関心をもたれ,種々の雑誌に学生教育のビジョンをお書きになっておられます.
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