統計
年齢階級別に見た結核の有病率と罹患率
滝川 勝人
1
1厚生省統計調査部
pp.1170
発行日 1965年8月10日
Published Date 1965/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200937
- 有料閲覧
- 文献概要
前号においては,わが国における全結核の有病率・罹患率について,主として年次別にその推移を見てきましたので,今回は,年齢階級別にその有病率・罹患率を見てみたいと思います。
まず,結核実態調査の結果より,昭和28年と昭和38年の全結核要医療について,年齢階級別に人口対率を見たのが図1であります。すなわち,昭和28年には,30〜34歳の6.6%が最高を示し,昭和38年には,70〜74歳の5.2%が最高を示しております。また,昭和38年における要医療について,年齢階級別に生活面の指導区分を人口対率で見ますと,図2のとおりで,要入院についても,70〜74歳の2.2%が最高を示しております。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.