特集 CT・MRIアトラス Update―正常解剖と読影のポイント
脳
総論
読影の基本とポイント
岩下 孝弥
1
,
平井 俊範
1
1熊本大学医学部放射線医学教室
pp.28-32
発行日 2009年11月30日
Published Date 2009/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104160
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脳のMRI読影について
MRIは頭部領域の画像診断において中心的な検査法である.一般にMRIはCTと比較して中枢神経病変の描出に優れており,ペースメーカー装着者などの検査禁忌例を除けば,多くの疾患において第一選択の画像診断法である.
MR画像の読影は,①異常所見の拾い上げ,②異常所見の解釈,③鑑別診断,の順に行う(図1).これらにおいて,正常MR像を把握すること,アーチファクトかどうか判断できること,MR信号強度を解釈すること,は適切な画像診断に必須である.
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