今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
腸疾患の診断と鑑別のポイント
炎症性腸疾患の診断のポイント
長浜 孝
1
,
松井 敏幸
1
1福岡大学筑紫病院消化器科
pp.797-799
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103345
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ポイント
●問診や身体所見で炎症性腸疾患(IBD)が疑われれば,内視鏡やX線による消化管検査を行うことが望ましい.
●重症度,活動度分類は治療方針の決定,治療効果の判定,予後の推測に役立つ.
●潰瘍性大腸炎(UC)とCrohn病(CD)の鑑別が困難(Indeterminate colitis)と診断された症例でも,その典型例へ進展する可能性を考慮した経過観察が必要である.
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