今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
機能性腸疾患の治療
―日常診療にEBMをどう取り入れるか―機能性腸障害治療の標準化
福土 審
1
1東北大学大学院医学系研究科行動医学
pp.846-849
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103333
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ポイント
●IBSの病態生理を患者が理解できるように説明し,納得を得る.
●IBSの治療では,まず食事と生活習慣改善を指導する.
●IBSでは治療目標を症状の完全寛解にせず,セルフ・コントロールに置く.
●IBSの薬物は,まず高分子重合体,もしくは,消化管機能調節薬を投与する.
●IBSでストレス・心理的異常の症状への関与が大きければ,抗うつ薬を用いる.
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