今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
炎症性腸疾患の治療
知っておきたい炎症性腸疾患の外科治療
小金井 一隆
1
,
木村 英明
2
,
杉田 昭
1
1横浜市立市民病院外科
2横浜市立大学市民総合医療センター炎症性腸疾患センター
pp.839-844
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103332
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ポイント
●潰瘍性大腸炎重症例では,手術を念頭に内科治療を行い,7~10日で効果判定する.
●潰瘍性大腸炎難治例では,症状や治療によりQOLが低下する例は手術適応である.
●潰瘍性大腸炎の手術成績,術後のQOLはともに良好である.
●Crohn病では内科治療で改善できない病変に対して手術を行う.
●Crohn病の術後は経口摂取再開,社会復帰などQOL改善が期待できる.
●Crohn病の術後累積再手術率は10年で26~57%である.
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